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2018.3.14 明治公園オリンピック追い出しを許さない国賠提訴、記者会見

  • noolympicevict
  • 2018年6月25日
  • 読了時間: 3分

明治公園オリンピック追い出しを許さない国賠提訴、記者会見

東京五輪で強制退去は人権侵害〜ホームレスが都など提訴

このたび『明治公園オリンピック追い出しを許さない国家賠償請求訴訟』を提起しました。

応援よろしくお願いいたします。

明治公園オリンピック追い出しを許さない国家賠償請求訴訟

2020年東京五輪会場・新国立競技場建設にともなう野宿者に対する強制執行の不当性を問う ~JSC・国・東京都を相手取り、損害賠償請求訴訟を提起~

提訴 2018年3月14日(水)

原告 元明治公園野宿住人

   国立競技場周辺に暮らす野宿生活者を応援する有志

   渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)

   山谷労働者福祉会館活動委員会

   反五輪の会

被告 独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)

   国

   東京都

●野宿生活者に対する仮処分強制執行という史上最悪の暴挙

JSC(日本スポーツ振興センター)は、新国立競技場建設用地とされた都立明治公園に長く暮らしてきた野宿者との対話を一方的に打ち切り、「オリンピック・パラリンピック開催に間に合わせるため」と称して、2016年3月14日「土地明渡し断行の仮処分」を申し立てました。2年半にわたる交渉の中で繰り返し確認してきた「住んでいる間は工事はしない」という最低限の合意を一方的に覆され、「債務者」として申立書をつきつけられた野宿者たちがこうむった精神的苦痛は筆舌に尽くしがたいものでした。

そもそもJSCの申立内容は、明治公園の広範囲を野宿者が占拠しているなどというデタラメなものでした。裁判を経ずに執行する仮処分が果たして妥当か、審尋での反論に東京地裁民事9部がどのように判断したのか、一切示されることのないまま、2016年4月16日早朝、明渡しの強制執行が行われました。

●野宿生活者の人権・尊厳を土足で踏みにじったJSC

 最大の問題は、JSCそして裁判所までもが、持たざる者である野宿者の人権、生存権を徹底的に軽視したことです。そして、オリンピックを招致した東京都はJSCと共同して、上記のような無理な方法を押し通す計画を立てたのです。

いうまでもなく野宿者の人権は、憲法25条や国際条約において格別の配慮が求められます。しかしあらゆる関係機関が格別の便宜を図ったのは、もっぱらJSCに対してでした。

東京都は都民の財産である明治公園を、議論の余地もなく一方的に廃止、廃園日直前のわずか半日の手続きでJSCへの無償貸与を決定、管理権を引き渡しました。東京地裁民事部は差別・偏見に満ちた勝手な言い分を書き連ねたJSCの仮処分申立てを理由も示さずに一片の決定で易々と認め、執行のさいには大切な荷物をトラックで強引に持ち去りました。いずれも「オリンピック開催」を理由にした例外措置としか説明しようのない暴挙です。

●オリンピック・パラリンピック開催にともなう排除を許さない

この執行後、JSCは用は済んだとばかりにあらゆる協議の場を閉ざし、数々の暴挙の事実確認すら拒んでいます。私たちはJSCのみならず、新国立競技場建設事業に参与してきた国と東京都に対して損害賠償請求訴訟を提起することにしました(明治公園オリンピック追い出しを許さない国家賠償請求訴訟)。

私たちは、新国立競技場計画がもちあがってから明治公園を手に入れ強制執行にいたるまで、JSCがいかに野宿者を不当に追い詰めてきたか、その尊厳をいかに踏みにじってきたか、司法の場で明らかにします。オリンピック・パラリンピックによる野宿者排除、貧しき人々の排除をこれ以上助長させないために、徹底的に問いただしていきます。

ご注目よろしくお願いします。

明治公園オリンピック追い出しを許さない国家賠償請求訴訟原告団

問い合わせ:メール noolympicevict@gmail.com

戸舘圭之                        

吉田哲也 


 
 
 

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