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2月3日、JSC高崎氏が明治公園現地に再び現れる。回答を求める仲間を赤坂署が拘束→スピード奪還

 本日2月3日、明治公園封鎖に抗議する私たちの仲間が、赤坂署に一時拘束されるという事件が起こった。

 事の発端は、あの1月 27日の明治公園封鎖を陣頭指揮していた日本スポーツ振興センター(JSC)新国立競技場設置本部 運営調整役(課長より役職上)の高崎義孝氏 が、一週間ぶりに明治公園現地に姿を現したことにある。午後16時過ぎ、外苑西通りに面した入り口から園内に入ろうとした野宿の仲間に対し、「火気厳禁」の貼り紙をしていたらしき高崎氏が「立ち入り禁止です!」と声を荒げてきた。27日警備員と警察官を動員して力づくで3カ所の出入り口を封鎖し、住んでいる人がいると知っているにも関わらず公衆便所の水と電気を止めるという暴挙に出た高崎氏、抗議する私たちの頭上をかすめ鉄柵をクレーンで吊り下げるという危険きわまりない工事を強行した例の高崎氏である。どのツラ下げてそのようなことが言えるのか。このかんのJSC仮事務所への緊急申し入れ(1/28)にも 、それへの回答を求めに月曜日 再度出向いた際(2/1) も高崎氏はトンズラを決め込んだ。

 その高崎がいると聞きつけ、園内にいた仲間数名がすかさず駆けつけた。 現場責任者である高崎氏に事実確認の場を設けるよう求めたものの、 またしても口を閉ざしたまま、きびすを返し帰っていく。そこから JSC仮事務所までの道すがら、高崎氏に帯同し追及を続けていたうちの1名が、JSC仮事務所の先の青山通りでタクシーに乗り込んだ高崎氏に、 1/27現場責任者である高崎氏の空いている日程を提示することを求め、タクシーが発車できなかったことをもって 、やってきた警察官に取り囲まれ赤坂署にパトカーで連行されてしまった。

  19時ころ、明治公園に報を受けた仲間が続々と集まり、弁護士への接見依頼など救援について話し合いを始めようとした、まさにその時、拘束されているはずの仲間からなぜか電話が(!?)「取調室にいます」「弁護士を呼びたいと告げたら、自分で電話しろといわれ電話している」「救援連絡センターには連絡した」「赤坂署は、タクシーに対する威力業務妨害容疑での任意同行、逮捕ではないと言っている」と。もちろん黙秘、取り調べには応じない姿勢でいると。弁護士がこれから向かう、がんばれ、とひとまず伝える。

 当の本人からの電話に、集まった一同、一瞬キョトンとしたものの、「逮捕されてないのに拘束されてるのはおかしい」「よし、みんなで赤坂署にこれから迎えに行こう」と気勢が上がる。歩くと30分かかるぞ、地下鉄で行く? もったいない、でも寒い、100円バスもあるよ、毛布持っていこう、トラメガどこだっけ?と、さっそく段取りが始まる。今晩これからのこと、明日以降の段取り、いろいろ決めねばならないことはあるが、まずは腹ごしらえ、と備蓄用アルファ米のレトルトバッグに手際よく湯を注ぎはじめる仲間たち。迎えに行く者、現地にのこる者、それぞれに準備を始めたそのとき、再び本人から電話。「解放されました」と。まだ弁護士も到着していない段階、「よかった!」とテント中が安堵と 喜びの声でいっぱいになる。タクシー拾ってさっさと帰ってこい! と野宿の仲間。そんな金もってるわけない、とこれも野宿の仲間。

  20時、拘束されていた当人、赤坂署から明治公園まで歩いて帰還。いたって元気。拍手と労いと心配したぞとの罵声が飛び交う。連行された時の状況、高崎氏とのやりとりや警察官の様子、取調室でのことなど報告を受ける。現場で指揮した赤坂署の警官は、何かとJSCに呼ばれてはやってくるいつもの警官だそうで、さては警察もすぐ呼びつけるJSCにウンザリ気味? 高崎氏は本日も事を荒立てるだけの対応に終始した。どこまで人を馬鹿にすれば気が済むのか。

 弁護士、それから、ツイッターでいちはやく JSCと赤坂署への抗議を呼びかけてくれた仲間にもぶじ奪還の報告を入れる。いちはやく抗議電話をかけてくれたみなさんに感謝します。今回のプチ弾圧が、高崎氏を筆頭にJSCが野宿の仲間にふるっている暴力的行為を覆い隠すための、国家権力をかさにきた抗議封じであることは明らかである。私たちはあらためてJSCに、話し合いによる解決を求めていく。明治公園取り壊し工事、新国立競技場着工と、オリンピックに間に合わせるためにJSCがこのような手荒な手段をとり続けるかぎり、私たちが抗議の手を緩めることはないだろう。

 明治公園現地での粘り強いたたかいに引き続きご注目をお願いします。

<週明け2/1月曜からの流れ>


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