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2014年前半までの経緯

 明治公園での野住生活者に対する退去策動は2013年オリンピック招致段階から始まっていました。

 2013年10月、オリンピック関連で初めの退去通告があり、これへの相談から住人と応援する有志での「オリンピック追い出し」に抗する取り組みが始まりました。もうまもなく2年が過ぎようとしています。この2年で何度も退去通告と追い出し圧力がかけ続けられてきましたが、その都度、会合と調査、交渉をおこない追い出しを跳ね除けてきました。

 2014年前半までの経緯は、報道機関の取材に向けまとめたものがありましたので公表します。

2013年3月 

IOC(国際オリンピック委員会)視察団の視察期間中、約10名の小屋・テント住人が小屋の建つ場所から300~650m離れた霞ヶ丘広場公衆便所脇の白い幕で覆われた一角に移転を強制された。

※過去、上野公園の美術館などに皇族がくる度にテントを一時的に目に触れにくい公園外の道路まで移動させていたことを想起させる処置。

2013年10月下旬 

明治公園内の小屋へ突然、東京都東部公園緑地事務所の職員はじめ10数名がやって来て「11,12月に工事に入るので立ち退いて下さい」と立ち退き通告が入る。

※一人の小屋住人に対し複数名の職員が口々にまくし立てる一方的通告。

周辺の小屋住人と共に情報整理・調査の結果、11~12月の工事は小屋の建つ場所から15m以上離れた場所での工事(埋蔵文化財調査)で立ち退く必要がないことを確認。

工事発注元である(独)日本スポーツ振興センター(JSC)総務課(担当:柳川課長)に説明を求め確認。

東部公園緑地事務所は「事実誤認にもとづいて立ち退きの話をした可能性がある」と認める。

これ以降

国立霞ヶ丘競技場の建て替え関連の工事に関し

小屋・テント住人の方とJSCへ定期的に説明を求め確認

※説明窓口はJSC新国立競技場設置本部運営調整課長・高崎

・2014年8月からの見通しの国立競技場解体工事・JSC現事務所ビル解体工事は小屋・テントの場所には影響がないことを確認。

・下水道管工事が北側の小屋の場所に工事範囲がギリギリかかるかかからないか(5月まではそう説明、2015年10月の新国立競技場の新築工事までは小屋・テントの場所にかかる恐れのある工事は下水管工事のみとの説明)

2014年5月29日

東京都建設局公園緑地部適正化推進担当課長・高島以下4名の職員が北側の小屋の住人の方へ退去通告

直後、工事発注元JSCへ確認へ行くと工事の図面は出ておらず工事範囲はわからない段階。

東京都の職員の先走り・勇み足であることを確認。

小屋住人のもとへの予告なく多数での突然の巡回は問題。以降、

工事の説明は事前告知をし(支援者へ連絡)住人全体への説明会を開くことを確認。(JSC、東京都も了承)

2014年6月4日

上記の東京都による退去通告についてJSCへ説明を求めに赴いた際

担当・高崎の口より新たな工事計画を漏らす

国立競技場解体期間(2014年8月~2015年9月の見通し)に明治公園全体で埋蔵文化財調査工事を予定していると。(2015年初頭から着工の見通し)

2013年11月以降、再三工事計画の内容については何度も聞きに来ているが

この時初めて明かされる。

「調査であって工事じゃないから」との詭弁を弄する。

(発注はJSC、都教育委員会、都埋蔵文化財調査センター)

2014年6月24日(火)

年数回定期的に行われている東京都による一斉清掃(特別清掃)の告知に合わせJSC職員も同行し北側小屋住人に対し退去通告

東京都職員6名、JSC6名、公園サービスセンター2名の計14名が一人の住人に対し退去通告

JSC高崎が「移転してください」と説明したと本人から確認済み。

※これまで発注はJSCの工事の退去通告は東京都の職員によってなされていたが、この日初めて発注者JSCの口より退去通告

※6月4日の交渉の中で確認された支援者への事前連絡もなく、多数での巡回など確認事項をことごとく破る。

一週間後の7月1日(火)の一斉清掃の際、下水管工事の説明をするつもりとJSC高崎


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