オリンピック追い出し④「オリンピックは関係ない」

　新国立競技場の新計画着工予定まで１年以上あるにも関わらず、9月17日、東京都建設局・公園緑地部は突然、公園現地の住人のもとにやって来、退去を迫る「指示書」を突きつけました。

そもそも都立公園の明治公園が、新国立競技場の敷地として使われることとなったのかも不明です。少なくとも利用者に対し公的なアナウンスはなされていません。東京都の住人に対する退去通告は新国立競技場敷地として都立公園を差し出すための乱暴な露払いに他なりません。東京都の担当は「オリンピックは関係ない」と聞かれもしないのに強弁していますが、オリンピックがらみの排除であるのは明白です。東京都の担当は「冬が近づき、寒くなる前に福祉に入ってもらおうと、期限を切った」と説明していますが、福祉は権利であり追い立てて無理強いするものではありません。工事も何も予定されていない、突然の立ち退きは異例です。

　旧計画で破綻を招いたJSCは表に出られず、オリンピックと関連づく印象を避けるため、着工時期から大きくずらした今、強行手段をちらつかせての姑息な排除行為です。過去の各国のオリンピック大会でも行政による「美化・浄化」と称した貧困層に対する強制立ち退きが繰り返されてきました。その都度、報道が世界中を駆け巡り、オリンピックに対し暗い影を落としてきました。成熟都市TOKYOを謳い、「オモテナシ」を掲げた東京都の行政の手による強制排除を許してはなりません。東京都には冷静な判断を求めています。

①明治公園で五輪強制排除の動きアリ

②10/19現地集中行動

③新国立競技場計画

④「オリンピックは関係ない」

⑤話し合いを求めています。

⑥協力のお願い